『銀座伊東屋百年史』執筆者の志村章子さんが、朝日新聞に紹介されました。
2005/03/22 朝日新聞(東日本版)夕刊
2・26からバブルまで
文具にみる銀座の変遷

<「謄写版一式を出せ」と反乱部隊の兵士2人が駆け込んできた2・26事件の雪の朝>
<3万6千円のシステム手帳の人気が急騰し1万円札4枚を手にした人の列ができた80年代>
 月刊『文具と事務機』の元編集長、志村章子さん(65)が東京・銀座の文具店の社史『銀座伊東屋百年史』(非売品)をまとめた。ハイカラな東京人が欧米の文具に飛びついたエピソードや舗道に敷かれたレンガが代名詞となった銀座の変遷が詰まっている。
 「明治の銀座は、ジャーナリストや山師、見世物屋、キリスト者らがいち早く集った町でした。新聞社もたくさんあった。戦後栄えたけれど、バブル後は個人商店がずいぶん消えた」
 近代日本の草の根印刷の主流だったガリ版を調べている。「トーシャバン」が普通名詞になったラオスなどにも取材に出かける。研究者、愛好者のネットワークを主宰して10年、ガリ版文化についての3冊目『ガリ版物語』(仮称)が今年出版される。
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