山には山人(さんじん)の生と死がある。 鉱山師(やまし)、炭焼き、松煙焚き、山伏、猟師、木地師、荷車曳き、それに狼や兎や狸や蟇(ひき)たち。 山を知り尽くし、山に暮してきた者だけが描ける山の人生。 著者初の「民俗伝奇小説」集!