日本文学/民俗/社会
狸の腹鼓(たぬきのはらつづみ)
宇江敏勝 著
 
46判/260頁/上製
本体2200円(税別)
ISBN978-4-88008-482-4
 
1年に1冊、10年をかけ、
宇江敏勝の「民俗伝奇小説シリーズ」が完結!
書き下ろし4作品を収録。
月報付き(『VIKING』編集人の田寺敦彦、宇江敏勝ほか全4名が執筆)

炭焼小屋の夜、ふたりで聞いた狸の腹鼓……
六十年前の記憶は、青春の日々を呼び覚ます。
初の自伝的恋愛小説!  『狸の腹鼓』

百年前の流行感冒は、熊野の山奥にも押し寄せた。
そのとき人々は……  『牛車とスペイン風邪』

貧しい村に住みついた物乞いは
いったい何者なのか……  『乞食』

ドドン、ドドン、ドドンと、
まるで地面から湧き立つような音が
森の奥から響いてくる……  『山神の夜太鼓』
 
著者紹介→宇江敏勝