北欧映画 完全ガイド
[キネマ旬報 2006年4月上旬号]
139頁

私の選ぶ05年の10冊

浦崎浩實 激評家
?天才監督 木下恵介
?何が映画を走らせるのか?
?女優美空ひばり 東映映画出演作品集
?撮影監督 高村倉太郎
?北欧映画 完全ガイド
?撮影監督
?時代劇伝説 チャンバラ映画の輝き
?香港映画の街角
?ホモセクシュアルの世界史
?映画・テレビドラマ 原作文芸データブック

 05年の映画書は?、?、に尽きると思います。ともに史書にして人間ドキュメントで、なまじっかな知識で追いつけない濃密な時間を味わいました。?は非売品で東映ひばり映画DVDセット販売のおまけ。女優美空ひばり、という?認定?やスチル集と思えない造本に感激。?は哀悼の思いも込め。?は(私事ながら)来年の中学同期生20余名との北欧旅行(旧友に46年ぶりに会いに行く!)のプレ紙上プチ旅行にもなっています。?は丸ごと映画の本ではないが、後半のハリウッドネタに対して。ゴシップも映画の内、とは?の教え。?は案外(失礼!)重宝。訳書は除外したが、『ウーファー物語─ある映画コンツェルンの歴史』(鳥影社)は挙げるべきか。

[東京新聞 2005年12月6日夕刊]
[キネマ旬報 2005年12月上旬号]
[公明新聞 2005年11月4日]
[北欧スタイル no.8 2005 Autumn]
[サンデー毎日 2005年10月23日号]
サンデー毎日10/23
Book Guide
『北欧映画 完全ガイド』小松弘/監修 渡辺芳子/責任編集(新宿書房/4,830円)
 これまで一部の映画ファンにしか知られていなかった北欧映画。しかし、近年、アキ・カウリスマキ、ラース・フォン・トリアーなどの登場で、北欧映画に新しい光が……。1990年から最新のものまで、多数の資料を収録してその全貌を紹介する。
[繊研新聞 2005年10月1日]
『北欧映画─完全ガイド』
小松弘 監修
渡辺芳子 編
 〈90年から最新作品までカルトな人気作・話題作の情報満載〉 ラース・フォン・トリアー、アキ・カウリスマキ……。家の個性が強烈に光るノルデック・シネマ。北欧5カ国(デンマーク、フィンランド、アイスランド、ノルウェー、スウェーデン)の近作・新作映画の数々。各国の映画事情リポート、北欧映画とその関連分野について取り上げた20本のコラム、映画100本の解説、主要キャスト・スタッフ100人の名簿など多数の資料を収録した完全ガイド。(新宿書房=03・3226・5450、4600円=本体)
[産経新聞 2005年9月23日]
本の詳細を見る→<88008-339-9 C0074