都市伝説的中華人民驚話国
[月刊『中国図書』 2005年3月 内山書店]
[2004年読書アンケート]
武田雅哉(北海道大学・中国文学)

著者がインターネットを使って収集整理した、三面記事の集大成。
軟派の文体で笑い飛ばしているが、筆者のスタンスは、なかなか硬派である。
[『NHKウィクリ−ステラ』 2005/1/29-2/4号 
「週刊ブックレビュー」泉麻人さんのおすすめの1册。]
[東方 10月号]
■『都市伝説的中華人民驚話国ー仰天三面記事に読む、もう一つの中国』
『人民日報』に代表される中央新聞から内陸部農村の地方新聞、香港各紙からインターネットまで。日本では決して報道されない三面記事を総力収集する。
[鷹木ガナンシア敦著 新宿書房 A5判 264ページ 2940円]
[CHAI 11月号]
都市伝説的 中華人民驚話国
鷹木ガナンシア敦 著
新宿書房
発売中 2800円(税別)

ほんとうにあったウソのような三面記事
“仰天三面記事に読む、もう一つの中国”と副題のついた本書、香港留学経験を持つ著者が、中国の中央新聞、地方新聞、インターネットから集めたオドロキの三面記事を、著者による解説&感慨付きでずらりと並べている。「人民解放軍、雪男を射殺」「湖南省に『女人国』発見」──。最終章「中国・香港メディアの見た現代日本」ではっと我に返る。
[日経新聞 9月9日]
エンジョイ読書
目利きが選ぶ今週の3冊(井上章一 風俗史家)

都市伝説的中華人民驚話国
鷹木ガナンシア敦著
 とんでもない記事を書く新聞は、どこの国にもあるものだ。人民解放軍に射殺される雪男など、中国の信じがたい新聞記事をあつめた、たのしめる本である。
(新宿書房・2800円)
[出版ニュース 9月下旬号]
都市伝説的中華人民驚話国
仰天三面記事に読む、もう一つの中国
鷹木ガナンシア敦著
 本書は、中国の中央新聞、地方新聞から因特網(インターネット)を駆使して集めた、本当にあったウソのような三面記事を集めたものである。
 失恋した男性が、彼女の住む大学女子寮前で割腹自殺を図ったとか、妻に捨てられた夫が路上で「自宮」、つまり自分の生殖器を切り落としたという話、祖母がマージャン中に5歳の孫が犬に食べられてしまったというような気分の悪くなるものも多い。が、その一方で国勢調査の結果、女児の出生数が著しく少なくなっているので、このままでは5千万人の男性が結婚できなくなるという話や、「寄生病」と表現される「引きこもり」が増えている記事もあり、ここからは誰も知らない現代中国の素顔が見えてくる。(A5判・264頁・2800円・新宿書房)
[朝日新聞 8月29日]

[日刊現代 8/13]
●『都市伝説的中華人民驚話国』 鷹木ガナンシア敦著
 中国の中央新聞や地方紙に掲載された三面記事を紹介しながら、知られざる中国の素顔に迫る異文化案内本。
「中国科学院の黄万波氏は、先史時代、三峡地区に住んでいた人々の間で、パンダが主要な食料であったことを実証した」「〜自治区の病院では、出産後の胎盤を産婦から隠して行商人に販売、これを煮込んだ『サプリメントスープ』が人気を博している」「『身長の低いものは教師になれない』という新規定を福建省が提出した」など、ウソのような本当の話が登場。
(新宿書房 2800円)
本の詳細を見る→<ISBN4-88008-316-4 C0036