本書は、拡大造林が盛んな頃に、紀伊山地を舞台に地ごしらえや植林、林道建設に携わったときの日記である。
著者は和歌山県在住の宇江敏勝さん。山小屋で蜜柑箱を机代わりに、石油ランプを明かりにして綴ったもので、もし自分の墓碑名を刻むとしたら「働いた 飲んだ 書いた」になるだろうが、「書いた」の文字だけはぐんと小さくせねばなるまい、とも述べている。
本書は「宇江敏勝の本」第1期の6巻目になり、すでに『森をゆく旅』『炭焼日記』『山びとの動物誌』『山に棲むなり』『樹木と生きる』が発行されている。
本の詳細を見る→ <ISBN4-88008-237-6
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