はじめに──大塔山系の照葉樹林
第一章 古座川
   河内祭り〈古座〉
   ひらだ曳き〈真砂〉
   魚の湧く川〈下露〉
   朝に駈ける〈西川〉
   天水田〈成川〉
   松根保郷会〈松根〉
   食べもの二題〈松根〉
   森の力〈大河〉
   植魚の伝説〈渓谷〉
   足郷山から大塔山へ
第二章 赤木川
   炭焼きの日々〈赤木〉
   焼き子の墓〈小口〉
   最後の住人〈畝畑〉
   消滅した村〈北ノ川〉
   大倉畑山へ登る
第三章 大塔川
   盆踊り〈小原〉
   筏と鉄砲セギ〈宮ノ瀬〉
   板筏〈宮ノ瀬)
   瀬取船〈平〉
   森林軌道〈宮ノ瀬〉
   鸚鵡石と藤蔓橋〈十九良谷・笹ノ瀬川〉
   天然林の伐採〈中小屋谷〉
   自然保護運動〈大塔川国有林〉
   伐採現場を行く〈高山谷〉
   黒蔵谷から野竹法師へ
第四章 安川
   福柴の時代〈上野〉
   猪を飼う〈上野〉
   鬼は内〈平〉
   流れ施餓鬼〈野々垣内〉
   樒の栽培〈尾硲〉
   山祭り〈安〉
   牛鬼滝の異聞〈渓谷〉
   下川大塔を登る
第五章 前ノ川
   集落再編〈西大谷〉
   椿の柴巻き〈半作嶺〉
   カモシカ牧場〈熊野〉
   大塔山を望む〈法師山〉
   門屋大黒〈五味〉
   あすなろ木守の郷〈木守〉
   狼・川獺・熊〈森と渓谷〉
   照葉樹林の闇〈渓谷〉
   雨の大塔山

増補 森の一軒家に生きる

   はじめに──野尻皇紀さん
   山の神
   けものの被害
   夢は遠い未来の美林
   天然林を育てる
   はるか昔の住処
   一軒家で暮らす
   狩猟の楽しみ
   初宮参り
   あとがき──熊野の知られざる森と渓谷

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