野本三吉 ノンフィクションE
未完の放浪者――魂の通過儀礼【目次】
 第一章
   いのちが呼吸する世紀へ
   (一)二〇世紀とはどんな時代か
   (二)個人史の中の二〇世紀
   (三)共存的世界は可能か
   
  第二章
   自立と連帯の思想
   
  第三章
   新たな出会い、そして別れ
   (一)雪原の教育農場
   (二)教育コミューンの構想
   (三)釧路児童相談所
   (四)肉体は思考する
   (五)野生の美学
   (六)北国の「収穫祭」
  
  第四章
   欲望を断つことは可能か
  
  第五章
   悲しみと怒りは人を解放するか
   (一)故郷喪失者の悲しみ
   (二)山谷コミューンの夢
   (三)都市崩壊はありうるか
   
  第六章
   いのちの故郷・沖縄
   (一)宮古島の神秘
   (二)流浪する「神々」
   (三)父と母の伝説
   (四)いのちの共同体
   
  第七章
   魂の通過儀礼
   (一)吾、日月の上に座す
   (二)今こそ天地創造の日
  
  あとがき
  
  野本三吉自筆年譜
  
  月報目次
   生まれずる出会い…………………………加藤 次郎
   壁を溶かす力………………………………岸田  哲
   源流への遍歴〜古部族研究会のころ〜…北村 皆雄