秩父浦山での20年に及ぶ田舎暮らし。挿絵が随所に散りばめられ、ほのぼのした気分になる散文集。何気ない日々の暮らしの中にも、発見と驚きがいっぱい詰まっているのが、著者の独特な描写から生き生きと感じられる。収穫物をめぐる鳥や猿との戦い、自家製水洗便所完成に至るまで、露天風呂、犬毛の編み物などなど、どれも興味深い。 →目次