評論/演劇/文化
フジタの白鳥
―画家 藤田嗣治の舞台美術
佐野勝也 著
発行:エディマン  発売:新宿書房
装丁:宇野亞喜良+宗利淳一
 
四六判/432頁(カラー16頁)/上製
本体3000円(税別)
ISBN978-4-88008-465-7
 
大野和士(指揮者)さん推薦!
「膨大な資料が緻密に検証され、戦後間もなく藤田の舞台装置による『白鳥の湖』が初めて我が国で演奏された歴史に、今、光が当たる。筆者の絶筆ともなった熱気に溢れる芸術家評伝」

あの「乳白色」の画家・藤田嗣治(一八八六〜一九六八)が、実は生涯にわたって舞台芸術に関わり続けていた。
一九二〇年代、パリ・モンパルナスの時代には、バレエ・スエドワ『風変わりなコンクール』や新歌舞伎『修禅寺物語』の舞台美術・衣装とパンフレットデザイン、終戦直後の日本では、帝国劇場での『白鳥の湖』の舞台美術、そしてパリに戻っての一九五一年には、ミラノ・スカラ座でオペラ『蝶々夫人』の舞台美術や衣装デザインを手掛けていたのだ!
ライフワークともいえる舞台美術九作品を百点以上の図版で紹介する、フジタ研究のまさに画期的な一冊。年譜・索引付。解題:大熾ロ二郎
 
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