岩に残された生命の息吹き。摩滅への時間……。 山口県須佐から青森下北まで、日本列島の海岸から内陸部を巡り、異なる岩々のかたちや表情から、生命の表われを生々しく感じ取る。
――『時軸』で行なっているのは、現存するモノである大地を徹底的に「凝視」し、そこで眼にされた対象をカメラによって精緻に「記述(ディスクリプション)」する営みである……解説=田中純( 思想史家/東京大学教授)
デザイン=鈴木一誌+大河原哲 英文翻訳=常田景子+ジョン・D.スウェイン
著者紹介→山口 保