『釜ヶ崎語彙集(かまがさき・ごいしゅう)1972-1973』は、1973年に一部が雑誌に発表されたまま未刊になっていた原稿が、実に40年ぶりに刊行される。 全243項目からなる本書は〈街のすべてを住みか〉として生きてきた日雇労務者の「釜ヶ崎事典」であり、1972ー1973年の現場報告書である。外からの一時的な視察や調査によるものではなく、釜ヶ崎に生活と仕事の根をおろした者たちによる「ルポルタージュ」であり、「ドキュメンタリー」であり、「フォークロア」でもある。跋文=小沢信男
編著者紹介→寺島珠雄
◆◆お知らせ◆◆ 『釡ヶ崎語彙集1972-1973』の刊行を記念して、特別付録「釡ヶ崎今昔對比繪地圖」(A3判/両面カラー)を作りました。 本書をお買い上げのうえ、読者カードを送付してくださった方にさしあげます。