尾崎俊介 著
スタイロン、フォークナー、スタインベック、オコナー、メルヴィルなどの翻訳家として知られた、須山静夫(1925〜2011)。先妻の死、息子の交通事故死という自身の運命に重ねて信仰をみつめたアメリカ文学者。その須山の愛弟子が綴る師弟の物語。 31の連作エッセイが重奏しながら遡る、喪失の記憶。第61回日本エッセイスト・クラブ賞を受賞。
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