村山新治(むらやま・しんじ)
映画監督。
1922年7月10日、長野県埴科郡屋代町(後に更埴市、現在は千曲市)生まれ。
1942年12月、次兄・村山英治のいる芸術映画社(GES)に入社、文化映画の助監督になる。戦前戦後の間に、13本の文化映画・記録映画の助監督をつとめる。
1949年10月太泉映画に入社、助監督になり東宝撮影所で映画修業。50年4月、東映が発足、東映東京撮影所のチーフ助監督になる。太泉、東映で通算36本の劇映画の助監督を体験。
1957年3月、『警視庁物語 上野発五時三五分』で劇映画の監督としてデビュー。「警視庁物語」シリーズ24本のうち、7本を監督、「警視庁物語」を人気シリーズにおしあげる。
その後、犯罪アクション、恋愛もの、軍記もの、風俗もの、ヤクザ映画まで、〈職人監督〉としてあらゆるジャンルを手がけ、東映現代劇、東映リアリズムを牽引した。
60年代後半からは『ザ・ガードマン』『キイハンター』『特捜最前線』など人気テレビ番組の演出も手がけた。
2021年2月14日死去。享年98。
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