著者紹介
如月小春(きさらぎ・こはる)
 1956年2月19日東京生れ。東京女子大学哲学科卒業。「劇団綺畸(きき)」を経て、83年より「NOISE」代表として、劇作・演出を手がける一方、世田谷美術館、神奈川県立青少年センター、兵庫県立こどもの館、世田谷パブリックシアター等をはじめ、各地でのワークショップにも積極的に取り組む。また、社会を冷静にみつめる姿勢は、演劇以外にも、執筆活動や講演会など多方面で生かされている。
 1992年「第一回アジア女性演劇会議」の実行委員長を務める。94年「O夫人児童演劇賞」、98年「演劇教育賞・特別賞」受賞。桐朋学園大学演劇専攻科、立教大学文学部、慶應義塾大学文学部で講師を、国際交流基金運営審議会、文化庁文化政策推進会議等で委員を務める。
 主な作・構成・演出作品に、『ロミオとフリージアのある食卓』『家、世の果ての……』『MORAL』『A・R一芥川龍之介素描一』、主な著書に、『都市民族の芝居小屋』『子規からの手紙』『八月のこどもたち』『ピーヒャラドンの謎』がある。2000年12月19日、死去。
 2001年12月19日に、『如月小春は広場だった──60人が語る如月小春』『如月小春精選戯曲集』(いずれも新宿書房)が刊行された。
Close