著者紹介 | |||
久木綾子(ひさぎ・あやこ) 1919年、東京生まれ、東京育ち。旧制高等女学校、専門学校卒。戦時下、陸軍情報局監理下に置かれた松竹大船撮影所報道部に記者として数年間勤務。そのため、勤労動員並びに徴用を免れる。同じ頃、三笠書房社主竹内道之助氏発行の同人誌『霜月会』の同人となり、小説を書き始める。終戦の年、山口県人の池田正と結婚。義母は、池田くら。福井県小浜市の新田長太郎の姉。長太郎は、昭和天皇に、「新田義貞の戦略」で御前講演をしたことがある由。結婚後は主婦専業。平成元年、池田正に先立たれ、再び文学に戻る。著書に『見残しの塔』(新宿書房、2008)、『禊の塔』(新宿書房、2010)。 2020年7月13日死去。享年100。 | |||