昭和女子大オープンカレッジでデンマーク映画の講座開催

[2007/9/5]

 最近のデンマークの映画、というとラース・フォン・トリアー(218ページ)監督作品が有名だろう。だが今年はトリアー作品ではないが「SKIPシティ国際Dシネマ映画祭」で『スカイマスター、空飛ぶ一家のおとぎ話』(本コラム第61回参照)、「京都国際子ども映画祭」で『乗りこえて行こう、いつの日か』(Drømmen:2006、本コラム19回、20回参照)が出品されたり、10月にはスサンネ・ビーア監督(220ページ)の作品が劇場公開されたりとデンマーク作品の公開が相次いでいる。

 それらの作品をご覧になって、デンマークの最近の映画についてもっと知りたい、興味がある、という人も増えているかもしれないが、そんな人たちにぜひ聞いてほしい講座が東京・三軒茶屋の昭和女子大学オープンカレッジで開催される。

 この講座、オープンカレッジの特別企画「世界のライフスタイルに学ぶ」の中のデンマーク大使館後援講座、「デンマーク・魅力の秘密」のシリーズ全5回中の1回として行われるもので、『デンマーク映画・女性がリードする映画とファッションの魅力』と題して本書『北欧映画ー完全ガイド』の責任編集者、渡辺芳子さんが担当して開催される。当日は主にビーア監督はじめデンマークの女性監督や女優・俳優の紹介、デンマークのフィルムタウン(50ページ)、デンマーク映画業界の現状についてなど映画関係の話題とデンマークのファッションについての話題を取り上げる、とのこと。90分ほどの講演だが、どんなお話しが飛び出すか楽しみである。

 この「デンマーク・魅力の秘密」のシリーズでは、他にもデンマーク大使館スタッフによる基調講演に始まり、デザインやデンマーク文学など、さまざまなテーマが取り上げられるので、映画に限らずデンマークについて興味のある方はチェックしてみてはいかがだろうか。シリーズは10月16日(火)にスタート、以降12月11日まで隔週火曜日に昭和女子大で開催(最終回のみデンマーク大使館で開催)、時間は各回とも14時~15時30分の予定。この『デンマーク映画・女性がリードする映画とファッションの魅力』の回は第2回、10月30日に開催される。

 参加は予約制で、シリーズ通しての参加だけでなく、希望の講座のみの参加も可能。申し込みや受講料等詳細については、下記のページを参照。ちなみにこの昭和女子大のオープンカレッジ、北欧関係ではスウェーデン語とフィンランドの語学講座も定期的に開講している。なかなか日本では学ぶ場のない北欧語だが、こちらの方も興味のある方はぜひ。なお女子大で開催される公開講座だが、もちろんこれらの講座は男女問わずだれでも参加できる。
オープンカレッジ講座紹介ページ:https://www.oc.swu.ac.jp/special/2007autumn/topics002.html

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