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ユンカーマンさんが紹介した書籍は『不屈の芸術―赤松俊子と戦前・戦中・戦後日本の視覚文化』(原題:The Art of Persistence : Akamatsu Toshiko and the Visual Cultures of Transwar Japan ハワイ大学出版会刊、2020)。


「本の表紙である《自画像(首吊り)》(1944年)が、戦争の代償を物語っている」(ユンカーマン)

著者はペンシルヴァニア州立大学准教授のシャーロット・ユーバンクス(Charlotte Eubanks)。「個人の人生に焦点を当てるマイクロヒストリーの手法を用いて」「丸木俊(1950年代半ばまで通名「赤松俊子」)の日記、スケッチブック、エッセイ、回想録など膨大な資料を掘り起こして書き上げられた」(ユンカーマン)のが本書だそうだ。「共犯と抵抗の間のグレイゾーン」という見出しに引かれる。そして本書の翻訳書の刊行が待たれる。
同ニュースの「編集後記」には、2021年1月から丸木美術館の学芸員となった後藤秀聖さんが近況を語っている。頑張れ、ゴトウ!後藤さんは日本画家でもあり、新刊の『膠(にかわ)を旅する』(監修=内田あぐり、国書刊行会、2021)の共著者のひとりだ。